肛門診察

痔の最大の原因は便秘です。便秘が続き、トイレでいきむ時間が長くなると腹部に圧力がかかります。すると肛門の静脈がうっ血して静脈瘤となります。この静脈瘤が痔の正体です。
便秘によるコロコロとした硬い便が肛門を傷つけて肛門が裂けてしまうこともあります。この状態を慢性的に何度も繰り返すと肛門が狭くなってしまいます。ですから痔の治療において排便習慣の改善はとても大事なことです。
痔の原因は他にも、長時間の座りっぱなし、月経、妊娠、出産、アルコールや香辛料の摂りすぎなどがあります。軟膏や内服薬に加えて生活習慣や排便習慣の改善を行うことで痔の症状を緩和できるケースが多いです。
当院では痔の診察と薬による治療、排便習慣の改善を行います。診察には肛門鏡を用いて診察します。手術が必要な際は近隣の病院をご紹介させていただきます。
女性の患者さんも安心して受診できますので、排便時の痛み、出血などでお困りの方はご相談ください。